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2007年3月3日 

また、今年の新作から1点、若手女性歌手=リア嬢のアルバムが入荷していますので、ついでにご紹介しておきますね...。いかにもアルメニアらしいパーカッション&打ち込みによる変拍子アップ/ミディアム・ビートの軽快な曲が並ぶアルバムで、コケティッシュで張りのあるリア嬢の歌声がなかなか魅力的です。ドゥドゥーク風奏法によるクラリネットもフィーチュアーされてます。それにジャケもいいじゃないですか、なかなか。

LIA & FRIENDS /TUNUPP PINUPP (PARSEGHIAN) '07 CD

 

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2007年2月16日 本当に久しぶりですが....、オススメしましょう!
 アルメニアもの新作〜充実アイテムです!

  <1><2>

<1> ANUSH & INGA / TAMZARA (PARSEGIAN) '06 CD
<2> ANUSH & INGA / MENK ENK AYES SARERE (PARSEGIAN) '01 CD

ノアの箱船が漂着したというアララト山が有名な、世界最古のキリスト教国〜黒海とカスピ海の間に位置し、トルコやイラン、グルジア、アゼルバイジャンに隣接する国アルメニアから、見目麗しい姉妹デュオによるCDが届きました....。いや〜、なかなかいそうでいない双子デュオ=アヌーシュ&インガ!やっぱり声質がほぼ同じですから、互いにハーモニーを紡ぎながらも声が溶け合うようにして響くわけで、もうそれだけでも聴く価値があるわけですが、どちらがどっちなのかよくわかららないものの、キュートでいて芯のある歌い口のソロ・パートもなかなかのものだし、何より、あまり聴く機会のないアルメニアのフォークロア・ソング、その独特に揺れる節まわしをたっぷり聴かせてくれることが有り難く、イランのトンバックにも似た打楽器と、アルメニアならではのオーボエ型管楽器ドゥドゥークや、小鳥のさえずりのような縦笛の音色をフィーチュアーしつつ、時にギターやピアノ、弦楽アンサンブル、各種エフェクトも交えた繊細なバックにおいて、たゆたうような、そしてリズミカルな歌声がじっくり楽しめるこのアヌーシュ&インガ、強くオススメできます。
特に<1>セカンド・アルバム=2006年作、隣国トルコのカルデシ・チュルクレルを思わせるような清廉かつモダーンで、コンセプチュアルな音作りもさることながら、アルメニアの人々に言わせれば、トルコ〜特にアナトリアの伝統音楽はアルメニア音楽の影響から成立しているという説も、何となく納得できそうな、太古からのリズム感と旋律を、奥ゆかしく感じさせてくれる作になっている、ような気がします...。ま、詳しいことはよくわかりませんが、なるほど、これがアルメニアだ!と、自信を持ってオススメしたい作品ですね。ラテンやジャズ、クラシック的な手法も取り入れ、ややポップなスタイルに傾いたファースト・アルバム=2001年作 <2>も、充実していますよ。

 

 
アルメニアのザ・ピーナッツ?それともリンリン・ランラン??
どっちにしても古スギ!ですが、そーゆーことはともかく、何とも見目麗しい姉妹デュオ !!

(...双子かと思ったら、ふたつ違いの姉妹だそうです。3/3追記)

 

  <3><4>

<3> AIDA SARGSYAN / VERADARDS (G-RECORDS) '06 CD
<4> SIRUSHO / SHERAM (CS-RECORDS) '06 CD ¥2650

<3> アイダ・サルグシャン(と、読むんでしょうか?)詳しいことはわかりませんが、見るからにヴェテランという感じの女性歌手ですね...。が、ハジけています。かなりイケイケです。ずいぶん前のことになりますが、当店でオススメさせていただいたソウルフルなアルメニア人女性歌手=シュシャン・ぺトロシャンのアルバム "Ayspes Tesa" (残念ながら廃盤)を彷彿とさせるダンス系ナンバー目白押しのアルバムなんですが、それもそのはず、このアイダ嬢の新作もシュシャン旧作と同様、アルメニアの才人サウンド・クリエーター(と、当方が勝手に思っている)アルメン・トロヤンのプロデュースによる2006年作なんですね...。アルメニアン変拍子打ち込みビート満載&ホーンズ&チャルメラ&ハジけた歌声&男女コーラス&レトロなオルガンで盛り上がっていただきましょう〜アルメニア・ダンス歌謡の充実作ですね!(後半、やや哀愁演歌調ですが。)
<4>シルショー(という読みでいいんでしょうか?)1987年生まれのアルメニア女性歌手、ロシアや在米アルメニアンの間でも大きな人気を持つ若手スターだそうですが、この2006年新作で聞かせてくれるキュートな哀愁、そのしっとり感はどうでしょう!ギリシャ系〜中東系の旋律が織り交じったような、アルメニアならではのミスティックな旋律を、繊細なメリスマたっぷりに聞かせてくれます。バックもトラディショナルな要素を盛り込んだ上品繊細な仕上がりで、全編に鳴り響くドゥドゥークの音色や、民族的な弦アンサンブル、パーカッション群ともども、じっくりと楽しめるスロー&ミディアムなバラード風歌謡アルバムに仕上がりました。まだ若いのにイケイケな曲は皆無....、先々が、とても楽しみなハタチの作、オススメできますね。

>>http://www.youtube.com/watch?v=V3AD1sAi26E&mode=related&search=


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