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              2006年10月21日 
                 
                そうこうしているうちに...、アフリカ音楽ファンの懐を直撃!? 
                ナイジェリア/AFRICAN SONGS, 
                CD x12アイテム〜 
                初入荷しました! 
                each ¥2850 〜と、ちょっとお高くなってしまいましたが、 
              ご興味ある方、できましたらお早めにご連絡下さい。                 
                
               <1>  <2> 
               <3> <4> 
              <1> KING SUNNY ADE AND HIS SPOT BAND / SUNNY TIDE 1 
              <2> KING SUNNY ADE AND HIS SPOT BAND / SUNNY TIDE 2  
                <3> KING SUNNY ADE / ISELE YI LE JU 
              <4> KING SUNNY ADE / AFAI BAWON JA  
              キング・サニー・アデ、1970年前後の最初期録音・初復刻音源多く含むリイシューCD4点です !!1946年生まれの彼が、モーゼス・オライヤのリズム・ダンディーズやレゴス・ジュジュ・バンドを経て、66年に結成した自身の楽団=グリーン・スポッツ時代の録音ということになります(70年代前半以降はアフリカン・ビーツになるわけですね)。ナイジェリアン・ハイライフの流れと&ジュジュ・スタイルが溶け合ったこの時期の演奏ならではのリラックス感に加え、ギター&スティール・ギター、そしてトーキング・ドラムの醸し出すアデらしいグルーヴも、既に実っています。アデ・マニアには見逃せないリイシューとなりました。 
                 
              追記〜ところで、 各CD盤面の表示よれば、<1><2>のCDは、プロダクツ1970年/コピーライト2006年 、<3><4>のCDは、プロダクツ1969年 /コピーライト2006年〜となっています。70年前後のファースト・アルバム (LP= African Songs LAPS-8006) 全曲プラス3曲が収められた<1>、(LP= African Songs AS-15)を中心に10曲が収められた<2>はともかくとしても、<3><4>の1969年録音・説は、ちょっと微妙ですね...。(こちら <3><4> のCD2点には、ジャケ裏面に1970-75という表記もあり。コピーライトは2003年となっています。なんだかよくわかりませんが...。)とりあえず、この時期はLPよりもEPでリリースされることの多かったアデの録音なので、シングル集と考えるとして、多くは70年代前半の音源だろうと思われます。 
              (アデのディスコグラフィーとしては、おそらく世界一のこちら→ "http://biochem.chem.nagoya-u.ac.jp/~endo/EAAde.html"  を無断にて参考にさせていただきましたが、その恐るべきディスコグラフィーにも乗っていないナンバーが数曲ありました。) 
               
              P.S. 上のCDをお買い上げいただいたS県在のSさんより早速ご報告いただきました。「〜"SUNNY TIDE 1"ですが、レコード・コレクターズ増刊『処女作』で中村とうようさんが執筆された "THE MASTER GUITARIST"そのまんまじゃないですか!これが聞きたかったんですよ! 」とのことです。が、しかし、もうこちらのCDは品切れてしまいました....。トホホ、毎度、読みが甘くて申し訳ございません。11月初めの再入荷を目指します!  
              ところで、アデのCDをご紹介したついでに珍しい写真を無断掲載させていただきましょう。今月号(06年11月)のMM誌“とうようズ・トーク”にも触れられていたように、アデの来日はこの人が旗印となって実現したんですねえ、今となっては遠い話です。貴重な写真だと思いますよ。 
 
                
                
               <5> <6> 
              <5> IDOWU ANIMASHAUN / IJO APOLA (1974-79)  
              <6> IDOWU ANIMASHAUN / APOLA TUNDE (1974-79)  
              こちらも70年代のジュジュ興隆にかかわったハイライフ・ルーツの重要人物、ということぐらいしかわかりませんが、なかなかCDでは聴けなかった人だけに、嬉しいリイシューとなりました。ややミュート気味の、ソフトなタッチのエレキ・ギター重奏に、ベース&トーキング・ドラム&パーカッション・アンサンブルの醸すモワ〜っとした空気感/グルーヴがたまりません...。意外と繊細なヴォーカル・コーラスともに、いかつい面構えとはややアンバランス、ソフティケイテッド・ハイライフ系ジュジュ、とでも言えましょうか。ま、顔は関係ありませんが。 
                
               <7> <8> 
              <7> ALHAJI AMUDA / ITAN BABA ELESIN (1972-77) 
              <8> ALHAJI AMUDA / ILU IBADAN (1972-77) 
              その名“アルハジ”から察せられるように、ヨルバ/イスラム系のパーカション・ミュージック〜アパラのシンガー/バンド・リーダーだと思われます。あまり聞いたことのない名ですが、トーキング・ドラム多用の、ゆったりとしたパーカッション・アンサンブル、そしてコール&レスポンスの歌、コーラスともに淡々としていながら、ジワジワとトランスを誘います。やはり70年代のアルハジ・ハルナ・イショラ(父)あたりに共通する味わいがありますね。ところで、<8>のタイトルにある“イバダン”というのはナイジェリア南西部の都市で、ヨルバ系住民が多く、日本ではボビー・オロゴンの故郷として記憶されている方も多いかと思います(多いわけない)。そのボビー・オロゴンの本名といえば、オロゴン ・ カリム ・ アル ハジ、ということで、やはりアルハジがつくことはあまりにも有名です(有名じゃねーよ)。ちなみにアラビア語でアルはTHEの意、ハジは巡礼を意味します。ですからイスラム系の名前として“アルハジ”はポピュラーなものと納得されるわけですね。というわけで、われながらタメになるお話をしてしまいました。 
              P.S. こちらに関しても、OO急沿線のお客様Oさんから、本当にタメになる情報をいただきました。アパラじゃないそうです。ふ〜む...、「ちなみに、アルハジ・アムダは全然知らない人でしたが、聴いてみてすぐわかったのは“サカラ”です。“アパラ”じゃありません。サカラに特徴的なゴジェが使われていませんが、節のお終いが尻下がりになるご詠歌のようなメロディーは、サカラの特徴です。よく、“フジ”“アパラ”“サカラ”が聞き分けられないっていう人がいますけど、リズムや使っている楽器の違いではなくて、節/メロディーの違いですね。」 
                
               <9> <10> 
              <9> EMPEROR PICK PETERS / OMO ODE DE (1974-79)  
              <10> EMPEROR PICK PETERS / PETER LAJA KAN (1974-79)  
              こちらもレアーですね。あまり聞いたことのない名ですが、このエンペロー・ピック・ピーター、70年代ジュジュとして、なかなかの演奏を聞かせてくれます。サニー・アデやデレ・アビオドゥンもアンサー・ソングを歌った"OMO ODE DE" のファースト/オリジナル・ソングを歌ったことでも知られているみたいですが、ソウルフルな歌い口といい、変化に富んだ曲調といい、これまで外の世界で紹介されなかったことが不思議なくらいです。 ちなみに、少なくとも90年代あたりまで活動していたようなので、今後のリイシューにも期待したいところです。 
               
               <11> <12> 
              <11> UNIVERSITY CHRISTIAN CHOIR / VOL.2 SAVING GRACE (1974-79)  
                <12> CHRIST APOSTOLIC CHURCH / VOL.3 IBA RE BABA (1972-77)  
              んー、これはレアー過ぎますかね?ナイジェリアのクリスチャン達の、イボ語やヨルバ語によるコーラス/ゴスペル・ソング集ということになります。クレジット通り、<11>大学の女性コーラス・グループ&<12>教会の子供達による聖歌隊の録音集ですが、ともにオルガン伴奏&パーカッション・アンサンブルの演奏がついたゴスペルで、素朴なコーラスとハイライフ風の演奏が聴けて、なかなか面白いものがあります。クリスマス・イヴになんか聞いてみたいようなCDですね、たぶん。 
              というわけで、以上12アイテム、ナイジェリア音楽ファンの皆さん、よろしく、どうぞ。 
                
              10月15日  
              大変、申し訳ありません。下記4点のアフリカン・ギターCDR、当方の予想を超えるご注文をいただき、早々に品切れとなってしまいました。で、まあ、簡易な体裁の私家版CDRですので、再入荷等は考えていなかったのですが、数人のお客さまからご要望をいただきまして、今月中にもう一度、再入荷させることに致しました。入荷しましたら、ここでお知らせさせていただきます。なお、ご注文もお受け致しますので、もし、御希望がございましたら、ご連絡下さい。よろしく、どうぞ。 
                
              2006年10月14日 
              コンゴ・ポップ黎明期の“アフリカン・ギター”ヴィンテージ 
                =私家版CDR  
                待望の初入荷 !!  
              というわけで<1>、旧ベルギー領コンゴ=旧ザイール/現コンゴ(ややっこし)の南部〜旧ローデシア/現ザンビア国境地帯の出身、アフリカ・ポピュラー音楽史上を飾るビッグ・ヒット“マサンガ”で知られる、アフリカン・ギターのパイオニア、ジャン=ボスコ・ムウェンダ、彼のデビュー録音含む1950年代ヴィンテージ音源(SPソースの25曲 !!)が収められた私家版CDRの入荷です。 
                “マサンガ”の汎アフリカ的ヒットにより、後にニューポート・ジャズ・フェスティヴァルにも参加、世界的に名を知られるようになったジャン=ボスコ・ムウェンダ、その音源を探されていた方も多いハズ。 
                折り込みのコピー・ジャケ(英文解説付)が一枚つくだけの簡易な体裁、CDRにもシールが貼ってあるだけだし、ノイズも少々ありますが(SP盤起こし)、素晴らしい3フィンガー・ピッキングによるギターと、ガラス瓶をスティックで叩くだけのプリティなリズム、そしてソロ、もしくはデュオの飾り気無いナイーヴなヴォーカルが、バッチリ堪能できるCDRです。ボーナスとして同じ地域の旧ローデシア側出身、これまた名のあるアフリカン・ギターの名手=アリック・ンカータのSP音源2曲も収録されています!(アリックのボーナス曲は、もちろんレトロアフリック盤CDと重複ありません。) 
                私家版製作は、ムウェンダと親交のあった米国のブルース/フォーク研究家にして自らもミュージシャンでもあるエライジャ・ワルド氏です。悪質な海賊盤ではありませんので、
              ご安心下さい。 
                
                <1> 
                 
                  <2>   <3>   <4>  
                
              また、オリジナル作者=ムウェンダによる70年代録音の“マサンガ”再演を収めた、後年のケニア音源集<2>も入荷している他、1950年代、ケニアのアフリカン・ギターのパイオニアだったジョージ・ムカビの1990年代ナイロビ録音24曲が収録されたCDR<3>(これもイイ!)、また、古い音源から、ケニアのキクユ人によるアコーディオン&ギターとヨーデル風の歌声を収録したCDR<4>も入荷しています。 
                 
              ハッキリ言いいまして、私家版のCDRですから、常時品揃えすることはできないと思います。お早めに、どうぞ。〜現在、品切れです。 
              Special thanks to Mr.O !!  
               
              *お問い合わせ等は“こちら”まで、お気軽にどうぞ。                              |