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From Staff

2004年6月16日のパーティーは、おかげさまで、大盛況でした。ありがとうございました!

〜女性の方々、若々しい方々にも多数ご来場いただき、何よりでした。
高齢化、及び男子専横化傾向を危惧されもする”ワールド・ミュージック・ファン・シーン...というか、当店来客層”における既成通念を吹き飛ばす勢いでした。心強い限り、光明を見た思いです。
お越しいただけなかった皆さんからも、今度は週末開催を希望、とのメッセージいただきました。 ことに関西方面の方からは、週末に泊まりがけで行くので朝までよろしく、との声もあがっておりますので、今後の課題として検討させていただきます。

以下、WABISABILAND , FOREST-BEAT, CHEZ SALAM 〜各サイト上に詳しくアップされています当夜のプレイ・リストを、一応こちらでもご紹介させていただきます。皆さん、それぞれに、なかなか入手困難なCDも多くかけてくださって聴き応え充分でした。〜今後、可能な限り、当店でも品揃えに努めたいと考えていますが、まったく、みんな、どこでCD買ってるんだか....?

##### 北中正和 ######

Nadezhda Babkina (Russia)〜はじまる前はロシア民謡をかけてました。
以下、曲順は多少ちがっているかもしれませんが。

Sadaaqa / Shalabiyah (Palestina)
Raduza / Jedem (Czech R.)
Palmy / Chuay-Mah-Rub-Chun-Tee (Thailand)
Jane Birkin, Mickey (3D) / Je M'Appelle Jane (France)
Think Of One / Ou Tu Vas ? (Bergium)
Papa & Moni-K / Anotimpuri (Romania)
Positive Black Soul / L'Afrique (Senegal)
113 f. Oumou Sangare / Voix Du Mali (France?/Mali)
MWR / Ya Sha'bi (Palestina)
La Talvera / Occitan Berber (France)
Fabulous Trobadors / Y'a Dea Garcons (France)
Yerba Buena / Guajira (Cuba/USA)
Aliky / To Grizo Gati (Greece)
Daala J / Esperanza (Senegal)
Karl Zero & The Wailers / Salade De Fruits (France/Jamaica)


##### 石田昌隆 ######

 曲 "アルバム" / ミュージシャン
1 - Sous Le Manteau De Yaweh "Cadence Rampa Live 1969" / Ensemble Webert Sicot
2 - Our Love Is Forever "Haiti Twoubadou Volume1" / Gracia Delva
3 - Party By The Sea (Featuring Buju Banton & T-Vice) "The Preacher's Son" / Wyclef Jean
4 - Immortel Compas "Les trois Dangers" / Super Ensemble Nemours Jean-Baptiste
5 - Fich Bolet "Mass Compas Live" / Mass Compas
6 - Matelo "Cordes & Ame" / Emeline Michel
7 - 16 DJO "IBO" / Super Jazz Des Jeunes

 遅ればせながら、セットリスト。全曲ハイチものです。
 (1)は、オリジナル盤が出たのは70年だけど、03年にCDで復刻されたもの。カデンス・ランパって呼ばれた音楽か? ヌムール・ジャン・バティストよ
り不良っぽい、ごきげんなダンス・ミュージック。レア盤ということもあり、思いのほか好評な曲だった。
 (2)は、いちおうトゥオバドゥ(ハイチのトロバドール)からも1曲ということで選んだのだが、トゥオバドゥのコンピとして決定的な1枚からだったため、
あー、あのアルバムからね、という反応。さすが、そうそうたるワールド・ミュージック・リスナーが集まっていた場です。ちなみにこの曲を選んだのは、ぼ
くが今、最も押しているハイチのミュージシャン、グラシア・デルヴァが歌っている曲だから。
 (3)は、ハイチ人の出世頭、ワイクリフ・ジョンが、今最も売れているコンパのグループ、T・ヴァイスのサポートを得てヒットした曲。
 (4)は、コンパの名盤より。このころにはかなり入場者が多くなっていて、みんな歓談に忙しそう。受けているのかいないのか、まったく判らない。
 (5)は、日本では入手困難盤ながら、今のコンパのかっこよさが濃縮された決定的な曲で、この1曲をかけるために来たつもり。これ1曲だけで14分47
秒。持ち時間の3分の1を費やす。ヴォーカルは2と同じグラシア・デルヴァ。知らない人に、これなんですか? と尋ねられた。
 (6)は、うってかわって心にしみる名唱。ミュージック・マガジンで「音楽の発火点」という連載させてもらっているが、5は4月号、6は5月号で取り上げ
た話に連動しています。
 (7)は、ケーキの写真がかわいい盤より。

##### 松山晋也 ######

 アーティスト「曲名」『アルバム名』レーベル,国
@ Mambotur「Meneito」『Colors:Cumbia』Irma,Chile
A Chirag Pehchan「Vasaki」『Hit The Floor 10 Sizzling Bhangra Cuts』Multitone,India/UK
B Boban Markovic Orkestar「Zajkova Igra」『Millenium』X-Produkcio,Serbia
C Racid Taha「Kelma」 Ole Ole』Mango,Algeria/France
D Rajery「Toroy Lalana」『Volontany』Label Bleu,Madagascar
E Baraban「Gentil Galante」『Naquane』Associazione Culturale Baraban,Italia
F Re Niliu「E Lu Tre,Lu Tre,Lu Setti」『Caravi』Robi Droli,Italia
G Edward U「List For A Sailor」『Wicked Men』Pure Bliss,Jamaica/UK
H Blowzabella「Eight Step Waltz/Lisa/Stukka Gruppa」『Compilation』Osmosys,UK
I Kora Jazz Trio「N'dyaba」『Kora Jazz Trio』Celluloid,Guinea/Senegal
J Nancy Kerr & James Fagan「Canon」『Steely Water』Fellside,UK

##### サラーム海上 ######

アーティスト/曲名/アルバム・タイトル
SHANKAR, EHSAAN, LOY / PRETTY WOMAN / O.S.T."KAL HO NAA HO"
SNAP / THE POWER OF BHANGRA / THE CULT OF SNAP!
GES-E & VISIONARY UNDERGROUND / MILITANT 24 / FABRIC 15 NITIN SAWHNEY
TALVIN SINGH / BUTTERFLY / OK
MITSOURA / 曲名不明二曲目です/ MITSOURA
OJOS DE BRUHO / SPACE ZAMBRAMIX / REMEZCLASA CASA DJ PANKO
KURDISTANI / BAGHDAD RAI / BARCELONA RAVAL SESSIONS
BLED RUNNER / ZITOUM LIOUM / MAGHREB SOUND SYSTEM
GAETANO FABRI VS. KOCANI ORKESTER / SIKI, SIKI BABA / ELECTRIC GYPSYLAND
A.R. RAHMAN / NOOR-UN-ALA-NOOR / O.S.T."MEENAXI"
HAKIM & JAMES BROWN / LELA / EL YOMEN DOL

##### 森砂里詩 #####

0 - LELA / HAKIM (featuring James Brown)
. . . . . . . . . . taken from "EL YOMEN DOL" (2004)
1 - L'UTERO / hitomi
. . . . . . . . . . taken from "thermo plastic" (1999)
2 - TRIBAL EXPRESS / STIGMATO INC.
. . . . . . . . . . taken from "BARCELONA RAVAL SESSIONS / V.A." (2003)
3 - FRANCE DUB / ZEBDA
. . . . . . . . . . taken from "LE BRUIT ET L'ODEUR" (1995)
4 - ARABADUB / ZEBDA
. . . . . . . . . . taken from "L'ARENE DES RUMEURS" (1992)
5 - THEME FROM BOSPORUS BRIDGE (Short Cut) / ORIENTATION
. . . . . . . . . . taken from "BOSPORUS BRIDGE" (2001)
6 - CLANDO / 113 (featuring Cheb Mami)
. . . . . . . . . . taken from "DANS L'URGENCE" (2003)
7 - L'USINA / DUPAIN
. . . . . . . . . . taken from "L'USINA" (2000)
8 - FATWORDS / SMADI PRESENTS YAACOV (featuring Rokia Traore)
. . . . . . . . . . taken from their new album (2004)
9 - OSMAN COOKS TONIGHT / ORIENTATION
. . . . . . . . . . taken from "BOSPORUS BRIDGE" (2001)
10 - MA' AFRICA / 1 GIANT LEAP (featuring The Mahotella Queens & Ulali)
. . . . . . . . . . taken from "1 GIANT LEAP" (2002)
11 - BLACK PRESIDENT / BRENDA FASSIE
. . . . . . . . . . taken from "BRENDA FASSIE" (1994)

 終わって振り返ってみれば、環地中海方面のアップなトラックが中心となった。自分はこうした元気を与えてくれる音楽が好きなことを再確認。半分アドリブ感覚で選んでいったので、中盤(5〜7トラックあたり)の曲順にちょっと自信がないのだけれど、プレイした曲は以上の通りだったと思います。
 私の前のサラーム海上さんのラストは、ハキム+JBの「LELA」。これは最大級の禁じ手だ。はっきり言って、今これにかなう音楽は存在しないなので、ハキムにはハキム返しとばかり、全く同じ「LELA」で応える。たまたま同じCDを持っていっていたからリピートできたのだけれど、海上さんと一緒に盛り上がってしまった! 周りはもっと盛り上がっていたよね!!
 次からが私の本当のスタート。「レコード輸入制限反対」の趣旨を重んじて、1曲目はavexのシンガポール盤から(こっちこそが本当の反則か?)。激烈なビートとギターに埋もれてヒトミの声がほとんど聞こえないので、これが何か分かった方はさすがにいなかったでしょう。このままアジア環流盤の流れで進めようかとも思ったのだけれど、ちょっとネタが足りないので、それは止めました。
 (2)はバルセロナのクラブ・シーンの大盛り上がりを想起させるに十分な2枚組コンピから。ミュージック・マガジンのレビューでは酷評されていた記憶があるけれど、圧倒的に乗れる作品集。2次会となったエル・スールでも、ハキムの新譜とこれが奪い合い状態で売れていた。DISC−2から楽しむことをお勧めします(アオラが国内盤販売中。ちなみに hitomi を除くと、国内盤があるのはこれのみ)。
 昨年惜しくも活動停止となった、在仏アルジェリア人7人のユニット、ゼブダは、3作目に良い曲が揃っていて、前回も1曲プレイしたが、今回は初期のアルバムから選択。(3)はセカンドからのヒット曲のダブ・ヴァージョン。(4)はファースト・アルバムの冒頭を飾った、弾むようなラップが痛快な彼らの代表曲。
 (5)と(9)は、トルコ・ダブルムーンの最高作にして、クラブ・ジャズ系音楽の大傑作(国内盤の発売を熱望します→サンビーニャ/田中様)。サラーム海上さん選曲の『YALLAH! YALLAH!』にも別の2曲が選択されていたけれど、自分が選ぶとすれば、何と言ってもこの2曲。とにかくクールでカッコいい!!
 (6)は在仏アルジェリア人のラップ・グループで(「サン・トレーズ」と読む)、ライのシェブ・マミがゲスト参加。北中さんは、同じこのアルバムから、マリのウム・サンガレがフューチャーされた「VOIX DU MALI」をプレイしていました。余談だけれど、彼らのアルバム、日本では全く見かけたことがない。
 (7)は南仏のフランス語を話さない少数民族のバンド、ドゥパン。ナイスガイ4人組が奏でる、一風変わった外見の民族楽器を交えたサウンドは、ちょっとケルト/アイリッシュ風なところも。昨年彼らのライブを観てきたが、そのときもこの曲が一番印象に残った。演奏力には確固たるものがあるけれど、アルバム1枚通して聴くとちょっと飽きるかな、と思っていたら、昨年レコード会社から契約を切られたらしい。悩めるフランス音楽業界。
 (8)はまだサンプルしか手元にない。新作のタイトルなどは、調べ次第追記予定。マリのロキア・トラオレが曲作りとヴォーカルで参加している。
 (10)は、SPEECH、NENEH CHERRY、ROBBIE WILLIAMS、EDDIE READER、BAABA MAAL、ASHA BHOSLE、MICHEAL STIPE など世界中の大物が大挙して参加したプロジェクト「1 GIANT LEAP」から。ゆったりとした女性コーラスで始まり、徐々に熱を帯びていき、最後は止めきれないまるで洪水のような爆発を示す。個人的には爆音で聴く時の超定番トラック。この曲をカッコいいという声が多かったことが、とても嬉しかった。DVD版も出ているらしい。

 

2004年6月10日   WORLD MUSIC & BAR ”国境の南”オープニング・パーティーのお知らせ!

 

 

もと代官山”ポレポレ”の羽田野さんが、新店をオープン!
6/10〜12 (7-12pm) オープニング・パーティーを催されるそうです。
日本でも数少ない”ワールド・ミュージック・バー”の開店ですから、皆さんも嬉しいはず!
わたしも、いずれ、お邪魔して飲んだくれたいと思います。
とりあえず、住所と電話番号は以下の通りです。

〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-25-5 島田ビル3F-D

TEL/FAX 03-3463-5381
19:00>27:00, SUNDAY CLOSED

 

 

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