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2002年11月10日 申し訳ないです…。

 って、いきなりあやまってどうすんの、という感じの出だしですが…、当ホームページ〜アナログとレコメンデッドCDのコーナー、小改装を手掛けてみたものの、時間がないというか、めんどくさがりというか、ファイルメーカー導入したもののよくわかりません…、というか、かなり遅々として、仕事がはかどらない状態で、まあ、その小改装の完成を待っている方がいらっしゃるかどうかは別にしても、少なくとも、アナログのコーナーに関しては、今現在、情報ゼロの状態になっているわけでして、その点に関しては、多少なりとも、このページを訪れてくれる皆さんに対して、申し訳ございません…、という気持ちをこめたつもりの出だしなのですが…、そういうわけで、最近の新入荷アナログの主だったものを、とりあえず、ここでお知らせしようという、今回はそういう意図のもとに、幾つか、レアー盤 or 人気盤 or 充実盤を、簡単にご紹介したいと思います…。

LATIN >> 1 2 3 4  5 6 7 8 9 10 11 12

 まずはラテンから、<1>はアルフレディート、NY派ラテン系ヴィブラフォン奏者による50年代末頃のマンボ〜チャチャチャ系ジャジー・ラテン・アルバム=TICOオリジナル盤です。なかなかレアーな一枚で、当店では開店以来、5年間でやっと2枚目の取り扱いとなります…。<2>はキャンディード、と言っても、あの有名なパーカッショニストではなくて、もっと若手、ゲットー・レーベルから60年代末頃に、本リーダー作を出している無名アーティストで、元気なヴォーカル・デスカルガ&ラテン・ジャズをそれぞれ一曲づつ聞かせてくれます。たぶんプエルトリコ系でしょうね…。<3>は、あのブエナ・ヴィスタのオマーラ・ポルトゥオンドがデビュー時に参加した女性コーラス・グループで、フィーリン系のスマートなコーラスを聞かせてくれる50年代作品。クァルテート・エン・シーを先取りしたような、イイ感じのキューバン・コーラスが楽しめます。RCAオリジナル盤です。<4>ピアニスト、エディ・カノがニノ・テンポと共演した60年代のアトコ盤です。タッチの軽い、けれどグルーヴィーなピアノ・ラテン・インストが楽しめます。<5>は知る人ぞ知るエキゾティック・ラテン=ダンス・ナンバー”タンガ・バ・タンガ”収録のレアー盤です。50年代後半の作でしょう。今月末あたりにヨ−ロッパ向けにリイシュ−盤が出るとも聞いてますが、やっぱり、この辺はオリジナルで持っていたいところ、ですね。<6>は、プエルトリコ系男性歌手フスト・ベタンクールのプレ・サルサ・アルバム〜イキなジャケットです。なかなか渋い作り、オーソドックスなラテンを展開しています。<7>はプエルトリコ、パ−カッショニスト重鎮カコのアレグレ・オリジナル盤!でも、残念ながら盤、ジャケとも多少ダメージありです。ですから、通常の半額位で出していますが…。<8>70年代半ば、ホセ・マングァル&パタートによる、ラテン・パーカッション・アルバム!ベースと打楽器中心のブレイク・ビ−ツ?的インスト集ですが、 打楽器を自分でやる人は持っていたい一枚ですね。<9>は、60年代半ば、ブーガルー・マニア垂涎のギター・ブーガルー・アルバム〜キャッチーな名曲”ロリーポップ”&”バナナ・ベイビー”収録の人気盤ですが、とりあえず、ラテンの世界でギタリストのリーダー作というもの自体、珍しいですよね。<10>はジャズ系 ヴィブラフォン奏者ヴィクター・フリードマンの60年代初め頃のラテン・ジャズ・アルバム〜カル・ジェイダーや初期のボビー・パウネートなんか、お好きな方にはOKだと思います。クールです。<11>は西海岸ジャズ=ピアニスト兼作曲家ジョージ・シアリングのラテン・ジャズ・アルバムですが、数ある彼のラテン作品の中で、かなりタイトなラテン・インストを含む60年代作品。と言っても、ピアノのタッチはいつも通り、シックな一枚です。 そして、<12>は80年代前半作品NY派の若手リ−ダ−格アンディ・ゴンサーレスのエンヤ盤です。ディープ・ルンバを先取りしたようなパーカッション・アンサンブル&フリー・フォーム・ジャズ=テイストがかっこいい作ですね。

 
OTHERS>>
13 14 15

 さて、<13>はユダヤ系ノベルティ・ソングの人気男性〜ミッキー・カッツのスィング感たっぷり、ジューイッシュ・ソング=アルバム!50年代終わり頃の作でしょうか、クレツマ−MEETSジャイヴって言う感じのイキなアルバムです。<14>は60年代半ば頃の、米国白人シタール奏者によるエキゾティックなインド・ジャズ!グルーヴィーな曲もあり、というか、かなり奇妙ですが、ムードあります。<15>007シリーズ、”ドクター・ノー”のサントラですが、これがバハマ〜ジャマイカ系ミュージシャン参加のカリブ・ジャズ・グルーヴ曲を収録した、なかなかエグイ内容。西インド諸島マニアなら聞いてみて損はありませんね。



INDIA>>1617,AFRICA>>1819 202122

 <16>は、北インド古典音楽の名サロード奏者CONNOISSEUR SOCIETY盤、60年代後半の録音です。A-B面1曲づづの収録で、何しろ音がイイ、インド音楽ファン、マストなアメリカ盤ですね。<17>同じく米盤で、ワールド・パシフィック社制作によるサロード奏者アシッシュ・カーンの60年代録音も、見逃せないでしょうね。というのも、タブラがあのザキール・フセインの父、伝説的名手アラ・ラカ!なんですから。
 <18>は、アフリカはマリの名門レス・アンバサデュールのLP、サリフ・ケイタ=ソロ独立前、80年代前半の名唱が楽しめます。<19>はガーナの名門ハイライフ楽団ランブラーズ・ダンス・バンドの60年代後半録音。ホーンズ含むノリのイイ、ハイライフが展開されてます。ナイスなジャケットの<20>は”ルーツ・オヴ・ザ・ブルース”と題された西アフリカ音楽フィールド・レコーディング集2LPs!サミュエル・チャーターズ制作の70年代録音です。この人は確か、グリオの歌にブルースの源流を求めた人でしたよね…。米ヴァンガード盤。<21>ムスタファ・ティディ・アディはガ−ナ出身のマスター・ドラマー、本作はパーカッション・グルーヴがエグイ、70年代のリリコード制作盤です。さて<22>、これはレア−ですね。セネガルはスター・ナンバー・ワン=バンドのセカンド!オリジナル”ディスク・グリオ”盤です!さる高名なコレクターというか、物好きというか、女好きというか、とりあえずアフリカ音楽をこよなく愛す人格者の方が、同じものを何枚かお持ちということで、当店に出してもらいました…。70年代セネガリ−ズ・ラテンの名作です!    

  

JAZZ=VOCAL>>232425
 
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 <23>はブロッサム・ディアリー50年代後半のヴァーヴ作品〜いつものピアノ弾き語りに、ギター・トリオがつくアルバムですが、さすがに声が若い!ウィスパーな魅力&アップな曲が多いのも嬉しいところ。<24>はファラオ・サンダース70年代後半の人気盤で、ことに長尺20分の”ラブ・イズ・エヴリウェア”は聞きもの、パーカッシヴかつリリカル〜スピリチュアルな魅力に溢れてます。<25>ロドルフォ・アルクローンはアルゼンチンのジャズ系ギタリスト、ピアソラの後期五重奏団にいたこともある人ですが、この70年代作品では女性スキャットも交えたボサ・ナンバーなどもやっていたりして、それなりに、いいムードです。<26>はレアーです。ベネズエラのラテン/イ−ジ−・リスニング系ヴェテラン、アルデマーロ・ロメーロが70年代後半に残したセルメン風ボサ/ソフト・ロック系ヴォーカル・アルバムで、当時、率いていた男女混声コーラス・グループとの録音です。スペイン盤のみのリリース、それなりに、レアー度に応じて、かなりの高値がついているんですけれど…、すみません。<27>のフィル・ムーアも最近、見かけなくなりました…、もともとラテン・ジャズの人ですけど、この60年代末頃の作では英語系女性歌手を従えて、ブラジリアン・ナンバーを綴っています。人気盤ですね。<28>スペクトラムwithダイレクト・フライト、米ナッシュビルのジャズ・レーベルに残されたビッグ・バンド/アルバム、各種パーカッションが前面に踊るファンキーな作です。<29>クリス・コナーの50年代録音ですが、アップ・ナンバー”ヒアー・ザ・ミュージック・ナウ”など、もっと人気が出てもイイ作だと思うのですが…。<30>はソニー・スティットの60年代前半の録音、バックがスゴイ面子です!といってもラテン・ファンにとってはということになりますが…、ティト・プエンテ、ジョ−・ク−バ、レイ・バレットが参加しています。意外とレア−なLP。<31>ターバンをしたホーレス・シルヴァー70年代初頭の作、ジャッキー・ヴァーデル参加のヴォーカル・ナンバーがヒップですね。<32>ビニール・コーティングが美しいオシドリ=ヴォーカル・デュオ=ジャッキー&ロイの50年代後半作品。もちろん内容保証、こういう飽きの来ないアルバムこそオススメしたいところです。<33>旧東ドイツのAMIGAレーベルに残された70年代ジャズ・ロック/ハスキーな女性歌手が聞きものですね、ということで。

 

 ROCK-FOLK-SOUL>> 343536 37383940

 さて、当店のロックやソウルの品揃えから…、ちょっと恥ずかしいようなオススメ・ラインナップですが、まあ、こういうレコードも入荷してるんだ、ということでお許しを。<34>は70年代前半のシンガーソングライターで、アルソの名前通りラテン系の人、全編コンガが打たれて、なおかつ繊細な感触…、捨て難いですね。ホセ・フェリシアーノ西海岸フォーク・ロック版とでも言えるでしょうか…。<35>70年代末、オールドタイミーなアコースティック・スィング、ダン・ヒックスの人気盤です。<36>は60年代フォ−ク男女デュオですが、ギター&ダルシマー弾き語りというところが嬉しいですね。マウンテン・ミュージックの流れを感じさせます。<37>70年代初頭、ブリティッシュ・トラッドのラルフ・マクテル=ソロ・アルバム、トランスアトランティック/オリジナルです。この辺は秋の夜長にオススメしたいところ…。<38>はギリシャのエンヤ?アンビエントかつアコースティックなバックに、透明繊細な歌声、ほぼ無拍子、いかにもギリシャ〜地中海的な旋律を、広がりのある音で聞かせてくれる90年代初めの隠れた名作です…、って、ユーロ・トラッド・ファンの間では定評あるアルバムですが。<39>米ブランズウィック盤、ウィリー・ヘンダーソン60年代末頃の作ですが、ブーガルーやファンキー・チキン、バンプ、クール・ジャークなど、ダンサー・サンプル的な楽しいアルバム。<40>は1970年半ばのニューオーリンズ・ジャズ・ヘリテージ・フェスから〜アラン・トゥーサンやアニー・ケイドゥー、リー・ドーシーなどなど、セカンドライン・マニア必携の有名2枚組LPですね。


BRASIL>>41424344454647
484950

 ブラジル盤に関しては、それなりに定期的に入荷しているんですが、今月は珍しいところで、リアルタイム・リリースの日本盤ブラジルものをご紹介したいと思います。<41><47>が日本盤なのですが、ブラジル盤とはまた違うジャケット・デザインが楽しいですよね…。まず、<41>はルイス・ボンファ&マリア・トレドの”ブラジリアーナ”、なぜか黒いオルフェが収録されてませんが、なぜ?権利関係の問題でしょうか。<42>エドゥ・ロボ&マリアベターニャ”ウパ・ネギーニョ”収録の人気盤ですが、イイ感じのジャケットになってますね。”ブラジルの新しい波シリーズ10”と銘打たれてます。<43>はエリス&ジンボ・トリオの”オ・フィノ・ド・フィノ”です。ダブル・ジャケの見開きに”トロピカリアの女神”というキャッチ・フレーズ!何だかスゴイですね。<44>はルイス・エサの”ピアノ・エ・コルダス”なんですが、タンバ・トリオ・アンド・コルダス名義になっています。そのほか、タンバ関係の日本盤4点入荷してますが、それぞれにジャケがオリジナルと違い、なかなか趣のあるデザインがそろってます。しかも、すべて独特な日本編集盤になっていて、解説は中村とうようさんでした…。<45>こんなのも出ていたんだ!と驚かされるウィルソン・ダス・ネヴィスのアンダーグラウンド盤=ジョアン・ドナート参加のあのアルバムです。こっちの方がジャケ良いかも?と思わせます。同じく男女4人コーラス・グループ=サリーナスの<46>も、こっちの方がジャケ良いかも、ですね…。で、<47>は73年にリリースされていたエリス・イン・ロンドンですが、分厚いダブル・ジャケの質感、イイですねえ。英国盤のみならず、オランダ、ベネズエラでもリリースされていたそうですが、一番、風合いがあるのは日本盤でしょう…、って、風合いって何だ?ということにもなりますが。
  <48>のクァルテート・エン・シーはブラジル盤です=これは盤質がイイので紹介させていただきます。また、<49>ロジーニャ・ヂ・ヴァレンサと<50>トン・ゼに関しては、なかなか見つからないミント盤なので、一応ここに入荷の御案内しておきます…、ということで、長くなりました。

 お電話、メール等にて、価格=状態等、お問い合わせお受けしますので。

 それにしても、まあ、これは余談ですが、LPレコードのジャケットって、見ているだけで、なんか、しあわせですよねえ…。