投稿2008年ベスト10
“FUJI-Qのスズキ”さん

 

私のベストテン

1. Dahmane El Harrachi/EDITIONS SID-SID 1252
2. Matoub Lounes/Au Nom De Tous Les Miens
3. El Hadj Med El Anka/Le Grand Maitre Du Chaabi
4. Arab Andalous Music /A Music Trip To Maghreb Vol.1 (2CD)
5. Beirut/The Flying Club Cup
6. Arman Hovhannisyan/Gitem
7. Orquesta Contemporanea Do Olinda
8. Randy Newman/Harps And Angels
9. Ustad Zakir Hussain/First LP Record OF Ustad Zakir Hussain
10. Arsenio Rodriguez y su conjunto/El Alma de CubaGrabaciones Completas RCA VICTOR 1940-1956 (6CD)

 

今年は、年の瀬になって、ようやく手に入れることが出来た大量のアルジェリア盤が最大の収穫でありました。
昨年からはまっているダフマーン・エル・ハラシの奥深い魅力にさらに引き込まれ、
どっぷり、シャアビ漬けの毎日であります。
コンプリート・コレクションの中から1枚というのは、
あまりに難しいのですが、有名曲「Ya Rayah」収録の1252番を。
2008年の新譜では、アルメニアのアルマン「ギテム」には、心底ウキウキさせられました。
変拍子を駆け上がるめくるめくハイトーンの高揚感に勢いを感じます。
さらに、ベイルートの「フライング・クラブ・カップ」の適当に肩の力が抜けた風通しの良さ、
不調なブラジル音楽シーンの中では、
「オルケストラ・コンテンポラネア・ジ・オリンダ」に唯一、光明を見る思いでした。
ランディ・ニューマンについては、アルバム・トータルの印象という点では、
確かにもうひとつなんですが、心にしみる佳曲があったのと、
なんといっても久しぶりの新録を発表してくれたことへの感謝もこめての選出です。
インドからは、ザキール・フセインのTABLA SOLO、LP第1作を。
緩急自在なタブラの切れの良さにあらためて惚れ直しました。

私事になりますが、昨年夏に富士急ハイランドに誕生したアトラクション「ナガシマスカ」のBGMですが、
ちょっとザキール・フセインを意識した不思議なインドっぽい音楽にしてみました。
富士急に来る際には、ナガシマスカのキューラインで、お馬鹿なBGMもお楽しみください。

番外編として、カルトーラのドキュメンタリーDVD「CARTOLA musica para os olhos」は、
カルトーラ生誕100年を記念するにふさわしい興味の尽きない内容で、
ファベーラの丘の上でのカルトーラのお葬式シーンから、秘蔵映像満載で嬉しい内容でした。