ワールド音楽最後の秘宝と言われもする中央アジア、ウズベキスタンを代表する古典音楽女性歌手１９９４年の名高い仏オコラ音源／現地録音／新装再発盤／再入荷しました！基本的には中世のスーフィー詩人の詩を元にした詠唱を古典的旋法に乗せた歌ということになります。ドイラ（フレームドラム）、ドタール、ネイなどの簡素な演奏を従え、抑えた表現の歌がなんとも沁みますね。アゼルバイジャンのアリム＆ファルガナ・カシモフ親子にも似ていますが、タハリールを用いるわけではなく、淡々と歌が進みます。「私は酩酊している。だが、酒に酔っているのではない。」という稀代の中世スーフィー詩人ルーミーの言葉が心に浮かぶような歌声です。奥ゆかしい、というか、飾りなく芯の通った歌声、より遠くまで響かせようととするかのようなメリスマ表現が、この地域の声楽の魅力だと思いますが、スミソニアン・フォークウェイズの中央アジア・シリーズにハマった人は、やっぱりマストでしょうね！